読書力をつける の読書会ページ
読書力をつける 著者:阿部,謹也,1935-2006 出版社:日本経済新聞社 (199703) ISBN-10:4532145279 ISBN-13:9784532145279
|
意見、感想、コメントなど
P.155の気になるフレーズ
日本では「個」という問題を考えるときに、「家」の問題がありました。だから、漱石の時代の作家たちは、基本的に、常に家の問題を主題にしています。当時はまず家から脱出しなければなりませんでした。今は家が崩壊しつつありますから、今度は家を脱出したときに「自分のアイデンティティーをどこに求めるか」という問題に直面しています。
総コメント数:1 投稿日時:2015-07-10 06:26:28
気になるフレーズへのコメント
1 |
自分のアイデンティティーについて 自分のアイデンティティーについては普段から自然に考えていると思います。特に、世間とのずれを感じながらも世間に流されて生きているとよく感じます。たぶん、誰しもが多かれ少なかれ、そういう気持ちをもっていると思います。132ページから論じられている嵇康の話はこのような矛盾をどのようにとらえていくか、それを考えるためのヒントがあると感じました。 投稿者:goodbook 投稿日時:2015-07-10 06:26:28 |