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ゴドーを待ちながら(9784560071830)

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ゴドーを待ちながら

著者:サミュエル・ベケット/安堂信也

出版社:白水社 (2013年06月13日頃)

ISBN-10:4560071837

ISBN-13:9784560071830

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P.124の気になるフレーズ

エストラゴン 吾人はすべからく自然に帰るべきだ
ヴラジーミル そりゃもうやってみた。
エストラゴン ああそうか。
ヴラジーミル なにも、それだって最悪の事態じゃないさ、もちろん。
エストラゴン それって、何が?
ヴラジーミル 考えてしまったということだ。
エストラゴン そうさ、もちろん。
ヴラジーミル ただ、しなくてもすんだろうにということさ。
エストラゴン だって、しかたがないだろう?
ヴラジーミル わかってる、わかってる。

総コメント数:2 投稿日時:2019-07-31 11:54:00

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気になるフレーズへのコメント

1

人間的という生き物

「自然に帰ろう」と考えてしまう。考えてしまっている時点で「自然」じゃない。確かにここでも、作者が人間を風変わりな生き物として見つめているような気配が感じられますね。

投稿者:kukka55 投稿日時:2019-07-31 11:54:00

2

問答

『「自然に帰ろう」と考えてしまう。考えてしまっている時点で「自然」じゃない。』
これに対して、ヴラジーミルがさらに『でも考えちゃうよね、わかるよ』と言っているんですね。
こういう問答好きです。

投稿者:goodbook 投稿日時:2019-08-01 04:58:56