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NO. 00000419 DATE 2019 08 19

ラヴェル の読書会ページ

ラヴェル(9784622073321)

ラヴェル

著者:Echenoz,Jean/著 関口涼子/翻訳 エシュノーズジャン/著

出版社:みすず書房 (2007-10)

ISBN-10:4622073323

ISBN-13:9784622073321

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P.11 の気になるフレーズ

ラヴェルの方は何も振らず、手を挙げて最後にぎこちなく微笑むにとどめ、その後ガラス窓を再び上げると新聞を開く。ル・アーヴルの港駅へ、その後北アメリカへと向かう。ラヴェルがアメリカに行くのは初めてで、これが最後になるだろう。今日から、彼の死まで、丁度十年ある。

総コメント数:1 投稿日時:2019-08-08 17:41:57

P.11 の気になるフレーズ

ラヴェルの方は何も振らず、手を挙げて最後にぎこちなく微笑むにとどめ、その後ガラス窓を再び上げると新聞を開く。ル・アーヴルの港駅へ、その後北アメリカへと向かう。ラヴェルがアメリカに行くのは初めてで、これが最後になるだろう。今日から、彼の死まで、丁度十年ある。

総コメント数:1 投稿日時:2019-08-08 17:42:03

P.14 の気になるフレーズ

人としかるべき距離感をとり、気取らないが品は失わず、凍りつくように慇懃、必ずしも饒舌ではない、そんなラヴェルは素っ気ないがシックで、朝から晩まで完璧な出で立ちの男性だといえる。

総コメント数:2 投稿日時:2019-08-08 17:47:46

P.15 の気になるフレーズ

ウイスキーならジャック・ダニエル、でなければジャック・ダニエルの二銘柄と決まっている人物だ。

総コメント数:1 投稿日時:2019-08-19 05:50:30

P.18 の気になるフレーズ

 ラヴェルは常に気を配ってこれらを組み合わせ、手入れをし、新調した。ファッションリーダーではないにしても、流行の最先端を常に追っていて、フランスで最初にパステルカラーのワイシャツを着たのも彼だったし、ポロシャツ、パンツ、靴、靴下に至るまで、上から下まで白で揃えた格好をしたのも彼が最初だった。

総コメント数:3 投稿日時:2019-08-15 17:54:46

P.19 の気になるフレーズ

これはローマ賞の候補者たちの休憩時間のこと、まだラヴェルが五回続けて落選する前で、彼は課題のカンタータをあまりにも自由奔放に作曲したので、審査員たちは反発し、ラヴェルがたとえ自分たちを古い世代の作家とみなす権利があったとしても、ここまで馬鹿にされては放っておけないといきまいたのだった。

総コメント数:2 投稿日時:2019-08-15 18:10:44

P.23 の気になるフレーズ

 ラヴェルもまた、コンラッド同様、饒舌な方ではないので、一方が遠慮がちにもう一方の文学に興味を持っていると言い、もう一方が、他方の作曲している曲について知らないのを巧みに隠そうとするというような幾つかの心和む場面にも関わらず、二人の会話は少なからず不毛に進んでいった。この乾ききった情景の中で、ジャン=オーブリーは大忙しの救命士のように、無口な二人に代わる代わる人工呼吸を施そうとしていた。

総コメント数:2 投稿日時:2019-08-15 18:20:53

P.24 の気になるフレーズ

しかしここでは気晴らしになるものも、義務も愛着もなく、フランス号のバーや遊戯室で時間をつぶす気にもなれない。勿論、船室はモンフォールの自宅よりももっと小さいにしても、この空間は二重の意味で逆の効果を生み出している。ある意味では大きすぎ、同時に、病室が与えるのと同じ寸法を身体にもたらす。

総コメント数:2 投稿日時:2019-08-15 18:34:59

P.25 の気になるフレーズ

前から自分のものであったかのような慣れた手つきでラヴェルは枕元のランプを消し、いつもは朝方まで眠ろうとしても寝つけず、せいぜい一時的または中古品、質の悪い眠りにありつけるくらいなのだが、今日は、まだ十時になるかならないかだというのにもう井戸の中の石のようにぐっすりと眠り込む。

総コメント数:1 投稿日時:2019-08-19 05:59:23

P.26 の気になるフレーズ

若い頃のような、人と距離をおくような冷淡さは放棄していたが、だからといって人の首っ玉に飛びつくような男になった訳でもない。彼の右には起業家然としたカップルが、左側には三十五歳くらいの女性が一人いて、少し海を眺めてはまた本を読むという風だったが、ラヴェルは彼女が読んでいる本の題をこっそり読み取ろうとして、もう少しで首の筋を違えるところだった。

総コメント数:2 投稿日時:2019-08-15 18:51:28

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