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NO. 00019968 DATE 2023 02 02

ラヴェル の読書会ページ

ラヴェル(9784622073321)

ラヴェル

著者:Echenoz,Jean/著 関口涼子/翻訳 エシュノーズジャン/著

出版社:みすず書房 (2007-10)

ISBN-10:4622073323

ISBN-13:9784622073321

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P.28 の気になるフレーズ

 午後はまず映画上映から始まり、『メトロポリス』と同時にサイレントムービーの終わりを告げた『ナポレオン』が上映される。ラヴェルはこの作品を再び見て面白いと思ったが、あまり深刻にはなりたくない気分だったし、また、何でもないことをおもしろがる気質からすれば、最近のもう少しシリアスではないもの、例えば前年彼が面白いと思った『寝台車の美女』、さらにいえば『パトゥイアールと雄牛』や『屋根職人ピゴルノ』などの方を好んだだろう。

総コメント数:2 投稿日時:2019-08-15 18:59:55

P.40 の気になるフレーズ

しかし、ラヴェルは再び不眠症に悩まされ、『金の矢』の翻訳を読み終えたところで、本を閉じる前に最後の文を二、三回読み返す、「しかし実際のところ、彼に他に何ができたというのか?」

総コメント数:2 投稿日時:2019-08-19 10:46:32

P.42 の気になるフレーズ

ラヴェルは彼らに大きく笑いかけ手を振り、それから我慢しきれずに、手摺につかまって身をのりだし、大声でこう言う、驚きますよ、すごいネクタイを沢山持ってきたんですから。

総コメント数:2 投稿日時:2019-08-19 10:53:00

P.47 の気になるフレーズ

ロサンゼルスではラヴェルはビルトモア·ホテルのダンスホールでコンサートを行い、この高層ホテルが印刷されている絵はがきにピンで一つ穴を開け、弟のエドゥアールに送る。表にはホテルの写真があり、裏面にラヴェルは、穴をあけたところは自分の部屋があるところだと書く。

総コメント数:2 投稿日時:2019-08-19 11:16:50

P.50 の気になるフレーズ

今回も何もかもが上手くいく、少なくとも彼にはそう思われる、しかしその歓待が四ヶ月前から彼を襲っている勝利感と正確に見合っているものなのかは疑いもしない。この感情は余りにも強かったので彼は少しばかり無頓着になり、元から不安定だったピアノのタッチがいい加減になる。どうせ気付かれはしない、とラヴェルは思い、大体そのことを考えすらしない。しかしそれは気付かれていた。彼が知らないだけだ。そもそも、知っていても気にしないだろう。

総コメント数:1 投稿日時:2019-08-20 05:46:30

P.51 の気になるフレーズ

ラヴェルは愉快な気分で、彼らがル·アーヴルまで彼を迎えに来たのを当然と思い、一瞬たりとも礼を言おうとは考えない。ラヴェルは彼らにただこう言うのだった、まあ来ていただいているだろうとは思っていましたけどね。

総コメント数:1 投稿日時:2019-08-20 12:13:54

P.57 の気になるフレーズ

よろしい。そうしたらこのシナリオの中に入って、発展させ、状況が反転してシナリオが独自の生をもってあなたをとらえるまで順序立ててコントロールし、あなた自身がこのシナリオを作ったように、シナリオの方があなたを作るようにすること。このようにして、上手くいけば、この物語は与えられた条件を利用して独立し、独自の方に基づいて展開し、それ自身が一つの夢となり、夢を呼ぶものは眠りを呼びこれで一件落着。

総コメント数:2 投稿日時:2019-08-20 12:24:34

P.61 の気になるフレーズ

そうだよ、とラヴェルは叫ぶ、それがうちの家政婦が市場で聞いてきたゴシップなんだ。恥さらしだとは思わないかね? 恥さらしなのはそのことじゃありませんよ、とゾゲブは言い放つ。じゃ、何だっていうんだい、と驚いてラヴェル。ゾゲブは厳格にこう告げる、恥というのはですね、私をいつも、きちんとした、率直に言うならばむしろ退屈な夕食会に招いておいて、例外的にお楽しみ、っていう時には私を忘れる、ってことですよ。

総コメント数:1 投稿日時:2019-08-21 08:00:19

P.66 の気になるフレーズ

サスペンダー付きの黒い水着の上に金色の勝った黄色のローブを羽織って、深紅の海水帽をかぶり、ラヴェルは一時ピアノの前に座って、鍵盤上で一つのフレーズを何度も一本指で弾く。

総コメント数:2 投稿日時:2019-08-20 12:33:19

P.66 の気になるフレーズ

このテーマソングには、どこか執拗なところがあると思わないかい、とラヴェルはサマズイユに聞く。それからラヴェルは泳ぎにいくだろう。水から上がると、七月の太陽のもと、砂の上に座り、ラヴェルは先ほどのフレーズの話を再びする。あれを使って何かできたらいいだろうね。例えば、このフレーズを展開せずに何度も繰り返し、ただオーケストラの音量を上げてできるかぎりテンションを高めていく、とか。どう思う?

総コメント数:1 投稿日時:2019-08-20 12:41:28

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