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NO. 00001628 DATE 2019 10 19

独り居の日記 新装版 の読書会ページ

独り居の日記 新装版(9784622085584)

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独り居の日記 新装版

著者:メイ・サートン/武田尚子

出版社:みすず書房 (2016年09月02日)

ISBN-10:4622085585

ISBN-13:9784622085584

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気になるフレーズの投稿一覧

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P.5 の気になるフレーズ

何週間ぶりだろう、やっと一人になれた。“ほんとうの生活”がまた始まる。奇妙かもしれないが、私にとっては、いま起こっていることやすでに起こったことの意味を探り、発見する、ひとりだけの時間をもたぬかぎり、友達だけでなく、情熱をかけて愛している恋人でさえも、ほんとうの生活ではない。

総コメント数:2 投稿日時:2019-07-01 12:00:33

P.6 の気になるフレーズ

 こうして私がひとりいる時こそ、花々はほんとうに見られている。心を注いでやれる。存在するものとして感じられている。花なしに、私は生きられまいと思う。なぜ?一つには、彼らが私の目前で刻々と変わってゆくためだ。花々はわずか数日のあいだ生きて、死んでゆく。彼らは私を、生のプロセス、成長、死に触れさせていてくれる。私自身、彼らの生の時の間を、漂っているのだ。

総コメント数:1 投稿日時:2019-07-01 12:12:53

P.10 の気になるフレーズ

孤独で困難な最後を迎えようとしている今でさえ、彼は限りない威厳にみちている。もっとらくな道はないものか。こんな状況で死ななくてはならないことに苦い憤りをいだいて彼のもとを去る。「わかってはいる。しかし承知できない。それにあきらめてもいない。」

総コメント数:1 投稿日時:2019-07-01 12:24:32

P.11 の気になるフレーズ

だが、芸術とか、技術のいろはさえ学ばないうちに喝采を求め才能を認められたがる人のなんと多いことだろう。いやになる。インスタントの成功が今日では当たり前だ。「今すぐほしい!」と。機械のもたらした腐敗の一部。確かに機械は自然のリズムを無視してものごとを迅速にやってのける。車がすぐ動かなかったというだけで私たちは腹を立てる。だから、料理(TVディナーというものもあるけれど)とか、編み物とか、庭づくりとか、時間を短縮できないものが、特別な値打ちをもってくる。

総コメント数:2 投稿日時:2019-07-01 12:32:22

P.17 の気になるフレーズ

ここにいるとき私の建前は本音と同じになる。それこそ私の望むところ。だけど、それが私のおろかしさを正当化するわけじゃない。

総コメント数:1 投稿日時:2019-07-06 09:13:13

P.19 の気になるフレーズ

 パーリーは私に多くを教えてくれた。彼の緩慢で着実な働き方は私に忍耐を教えてくれた――「気を張らずにやればできるよ」と。

総コメント数:2 投稿日時:2019-07-01 12:36:30

P.36 の気になるフレーズ

 私は樹々が、なんと容易に季節に身をまかせ、その豊潤な富を散らせてしまうかに、そしてまた歎きもなしに(そう見えるのだが)冬枯れを迎え、深い根に身をひそめて蘇生の眠りにつくことかに思いをめぐらせる。T・S・エリオットの言葉が、このごろ殊に思い浮かんでくるのだ。

 教えて下さい
 心を砕くこと
 心を砕かぬこと
 じっと佇むことを

総コメント数:1 投稿日時:2019-07-01 12:45:32

P.37 の気になるフレーズ

 自然の中で、人間のほかに、絶望を感じるものがあるのだろうか?罠に足をはさまれた動物は、絶望するようには見えない。生きのびようとのあがきで忙しすぎる。それは一種の静止した、強烈な待望のなかに閉じこめられている。ではこれがカギなのだろうか?生存のために忙しくあがくことが。いや木に見習うことだ。回復するために失うことを学ぶのだ。何ひとつ、たとえば痛み、それも心の痛みさえ、同じものとしてはとどまらないことを思い出すことだ。佇みつくし、すべてを過ぎ去らせてるのだ。流れに身をゆだねるのだ。

総コメント数:3 投稿日時:2019-07-04 12:29:01

P.45 の気になるフレーズ

 私が無期限で独房に入っていたとしたら、そして私が書いたものを読む人は一人もないと知ったとしたら、詩を書きはするだろうが小説は書かないだろうと、よく私は考えたものだ。なぜだろう?それはおそらく、詩は主として自分との対話であるのに、小説は他者との対話だからではないかと思う。

総コメント数:1 投稿日時:2019-07-04 12:34:38

P.65 の気になるフレーズ

 私の父は、理論的にはフェミニストだったけれど、事柄がこまごました日常の些事におよぶと、いうまでもなく妻がすべてをとりしきることを期待していた。

総コメント数:3 投稿日時:2019-07-04 12:40:36

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