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独り居の日記 新装版 の読書会ページ

独り居の日記 新装版(9784622085584)

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独り居の日記 新装版

著者:メイ・サートン/武田尚子

出版社:みすず書房 (2016年09月02日頃)

ISBN-10:4622085585

ISBN-13:9784622085584

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P.76の気になるフレーズ

 私が若く、ヴァージニア・ウルフをわずかに知っていたとき、私はあることを学んで驚かされた――格別に感じやすい人でも、温か味に欠けていることがあるということ。彼女はものすごく好奇心があり、質問を浴びせかけた。それは冗談まじりの、魅力のある質問で、それを訊かれた若人を、瞬間でも彼女の注意の的になったことで喜ばせた。けれども私は時として、“アメリカ青年詩人標本”として取り入れられ、小説家の代替経験の倉庫に整理されて入れられるような気がした。

総コメント数:2 投稿日時:2019-07-10 12:46:04

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気になるフレーズへのコメント

1

ヴァージニア・ウルフ

彼女がどんな女性で、どんな作家だったのか、このフレーズを読んだだけでもすごく立体的に見えてくる気がします。面白い。

投稿者:kukka55 投稿日時:2019-07-10 12:46:04

2

読み飛ばしてました…

ここ、なんとなく読み飛ばしていました。
ここで挙げてもらったのでその面白さに気づくことができました。

この短いフレーズでヴァージニア・ウルフの作家としての在り方が
少しだけわかる気がします。
それに対して、著者のメイ・サートンは
この気を使いつつも作品のヒントを貪欲に得ようとしているヴァージニア・ウルフにちょっとだけ抵抗を感じているみたいですね。

投稿者:goodbook 投稿日時:2019-12-06 05:53:41