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偽窓 の読書会ページ

偽窓(9784794808257)

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偽窓

著者:レ-ナ・クル-ン/末延弘子

出版社:新評論 (2010年01月)

ISBN-10:4794808259

ISBN-13:9784794808257

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P.10の気になるフレーズ

そんなマートンの作品を観ていると、高校時代に心理学の教科書で触れた視覚トリックやダブルイメージを思い出す。(中略)
 マートンの絵のなかで意味は隠れては現れ、消えては燃え上がり、失われては場所を変えてゆく。このすべては、本当に視覚的な遊びにすぎないのだろうか。人間の認識の特徴と奇癖をついた遊びだと?
「私にとっては、それ以上ね」マートンが言った。
「それ以上とは?」私は聞いた。
「つまり、実体とは実体のイメージだってことよ」

総コメント数:2 投稿日時:2018-12-17 11:17:32

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気になるフレーズへのコメント

1

エッシャーの絵

白い鳥と黒い鳥が溶け合ってるような画面、階段に沿って視線を昇らせているつもりが、なぜか階下に降りてきてしまっている不思議な建物…子どもの頃エッシャーの絵に夢中になりました。でも彼の絵を観ていると、なぜか怖いような見てはいけないものを見たような不思議な気持ちになったものです。

投稿者:kukka55 投稿日時:2018-12-17 11:17:32

2

難しそうな本だな

なかなか難しそうな本ですね。一文一文ひっかかりそうです。
『実体とは実体のイメージ』
わかるような、わからないような…。
とにかく、全ては脳が感じ取ったものだということでしょうか。

エッシャーの絵は、自分も好きですね。
自分のエッシャーの絵の見方を思い浮かべてみると、
矛盾がどこにあるか見つけようとすることに重きを置いているように思います。
不自然さを見つけては、にまっとしています。
こう書いていくと、我ながら陰気な感じがしますね。

投稿者:goodbook 投稿日時:2018-12-18 06:02:42