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P.99 の気になるフレーズ 幾星霜が過ぎ去った。塵は塵にかえった。蛆の餌は尽きてしまった。存在感はついに全く失われ、それに代わって、いや一切のものに代わって、永久的かつ支配的な独裁者が、すなわち場所と時間が王位につくことになったのだ。 形象と時間 : 美的時間論序説(9784061593183) 総コメント数:1 投稿者:kukka55 投稿日:2019-08-12 19:22:01 |
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P.97 の気になるフレーズ けれども私の頭脳の中には、特殊な運動が発生したように思えた。いかなる言葉をもってしても、単なる人知には、その漠然たる概念さえ伝えられないような特殊な運動だ。それを心の振動と名づけることにしよう。それは、人間の時間に関する抽象的観念の精神的な具体化だった。この運動の──あるいはこのような運動の──絶対な均等によって、天体の周期さえ調整されていたのだった。それの助けをかりて私は、暖炉棚の上の置時計や、ベッドを取り巻いている人たちの腕時計の不揃いを測定したのだ。 形象と時間 : 美的時間論序説(9784061593183) 総コメント数:1 投稿者:kukka55 投稿日:2019-08-12 19:12:12 |
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P.91 の気になるフレーズ ここでわれわれはどうしてもエドガー·アラン·ポオについて語らなければならない。(中略)ポオこそは崩壊の観念に終始とりつかれ、しかもその冷徹な頭脳によって意識的に崩壊を構成した詩人にほかならないからである。 形象と時間 : 美的時間論序説(9784061593183) 総コメント数:4 投稿者:kukka55 投稿日:2019-08-12 18:47:41 |
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P.155 の気になるフレーズ 「以前、ボスニアで紛争が起きているときに、高校生のまえで話をしたことがあるの」母はわたしに言った。「そうしたらその翌日、生徒のひとりから電話があってね。その子の父親はある会社の大物幹部だったんだけど、わたしが講演をした日、夕食の席で父親に会社は大量の生活物資を寄付するだけじゃなくて、ボスニアへの輸送費も負担すべきだって説得したんだって。そういうことがあるから、わたしは誰にでも図書館の話をするの。誰が援助をしてくれるかわからないもの」 さよならまでの読書会 : 本を愛した母が遺した「最後の言葉」(9784152093905) 総コメント数:1 投稿者:goodbook 投稿日:2019-08-10 07:09:13 |
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P.154 の気になるフレーズ 本というのは単にある特定の時代や場所だけでなく、人間の精神をも題材にしている、と言う必要性を感じるときが往々にしてある。たとえば『アンネの日記』やエリ・ヴィーゼルの『夜』、イシメール・ベアの『戦場から生きのびて――ぼくは少年兵士だった』だ。とはいえ、本は特定の時代や場所の向こうにある普遍的なものを語りうると思うのと、その作品が書かれた状況や時代を度外視するのはべつのことだ。 さよならまでの読書会 : 本を愛した母が遺した「最後の言葉」(9784152093905) 総コメント数:1 投稿者:goodbook 投稿日:2019-08-10 06:57:53 |
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P.145 の気になるフレーズ 母はわたしと会って本の好きな箇所を示すときは、自分で読みあげることはいっさいしない。本を差しだし、該当する行を指さし、読みはじめと読みおわりを示すだけだ。このときは何ヵ所かあった。いつものように母は、わたしの目が正しい箇所を見つけたときだけ指をあげた。 さよならまでの読書会 : 本を愛した母が遺した「最後の言葉」(9784152093905) 総コメント数:1 投稿者:goodbook 投稿日:2019-08-10 06:40:24 |
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P.127 の気になるフレーズ これまでに訪れた難民キャンプをふり返ると、それがどこの国であっても、いつも同じものを求められた。本よ。薬や避難所よりもまず本を、と言われることもあった。自分の子どもに読ませる本をほしがってた さよならまでの読書会 : 本を愛した母が遺した「最後の言葉」(9784152093905) 総コメント数:1 投稿者:goodbook 投稿日:2019-08-10 06:29:27 |
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P.398 の気になるフレーズ 「その時のことを、意識が戻った時のことを考えると」 リカ(9784344404397) 総コメント数:1 投稿者:goodbook 投稿日:2019-08-09 06:34:34 |
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P.361 の気になるフレーズ なぜならこの女の中にあるのは、自分にとってのみ心地よく、自分にとってだけ都合のいい風景だからだ。その他の現実にあるすべての事象を、この女は夾雑物として絶対に受け入れない。 リカ(9784344404397) 総コメント数:1 投稿者:goodbook 投稿日:2019-08-09 06:27:53 |
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P.320 の気になるフレーズ 「実はお嬢さんの背中に赤いペンキが塗られていまして」 リカ(9784344404397) 総コメント数:1 投稿者:goodbook 投稿日:2019-08-09 06:14:54 |
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