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馬鹿たちの学校(9784309205533)

P.188 の気になるフレーズ

ある僕の友人が――僕らはあるクラスで一緒に勉強しているのですが――言っておりました、硫酸の入った樽を一本丸々手に入れたと、しかし、もしかしたらあれは嘘かも知れませんね、分かりません。いずれにしましても、彼はその中に親たちを入れて溶かすつもりなのです。いいえ違います、親という親全部ってわけではありません、自分の親だけです。多分、彼は両親のことが好きではないのでしょうね。まあどうでしょうか、先生、自分で蒔いた種ですからその実は自分で摘み取ることになるわけです、この場合どっちが正しいかなどと僕らが口出しすることじゃありません。

馬鹿たちの学校(9784309205533)

総コメント数:1 投稿者:kukka55 投稿日:2019-06-27 12:41:54

馬鹿たちの学校(9784309205533)

P.188 の気になるフレーズ

そして今更言っても始まらない、恋に焦がれて。でも手紙を書くことは出来る。毎回最後に書くのは――サヨウナラ。僕の喜びよ、もし僕が災い、狂気、そして悲しみに死んだとしたら、もし運命に与えられた時の終わりまで僕が君を見飽きることがなかったとしたら、エメラルド色の草原の丘に宿る古ぼけた風車のことが僕に嬉しくてたまらないとしたら、透き通った水を君の永遠の手から飲み飽きることがなかったとしたら、最後までやり通す時間がなかったとしたら、君の事や自分のことで話したかったことを全部話して聞かせられなかったとしたら、いつの日か君に別れを言わずに死んだとしたら――許しておくれ。何よりも僕が言いたいのは――とっても長い別れの前に言いたいのは――君には、無論、ずっと前から分かっていること、あるいは、ただそれとなく分っていることなんだ。

馬鹿たちの学校(9784309205533)

総コメント数:2 投稿者:kukka55 投稿日:2019-06-27 12:26:27

馬鹿たちの学校(9784309205533)

P.185 の気になるフレーズ

冬の黄昏時、小さかった頃の君には。黄昏が訪れる。生きてらんないよ、それに窓から離れることも出来ない。明日の宿題で分かってる教科のうち出来てるものは何一つないんだ。お伽噺だね。中庭には黄昏、青い灰あるいは何かの羽根の、鳩か何かの色した雪。宿題は終わってない。

馬鹿たちの学校(9784309205533)

総コメント数:2 投稿者:goodbook 投稿日:2019-06-27 05:31:54

本を読む本(9784061592995)

P.251 の気になるフレーズ

もっとすぐれた本の場合は、再会したとき、本もまた読者とともに成長したようにみえるものだ。読者は前には気づかなかった、まったく新しい事実を数多く発見する。これは最初の読みかたが悪かったのではなく、最初に見すごしていた別の真実が見えてきたのである。

本を読む本(9784061592995)

総コメント数:1 投稿者:goodbook 投稿日:2019-06-27 04:44:40

本を読む本(9784061592995)

P.207 の気になるフレーズ

小説に対して、読者は、反対したり賛成したりするのではなく、好きであるかきらいであるかのどちらかだということを、忘れてはならない。「教養書」を批判する場合の基準は「真」だが、文学の場合は「美」であると考えてよいだろう。

本を読む本(9784061592995)

総コメント数:1 投稿者:goodbook 投稿日:2019-06-27 04:39:05

馬鹿たちの学校(9784309205533)

P.185 の気になるフレーズ

冬の黄昏時、小さかった頃の君には。黄昏が訪れる。生きてらんないよ、それに窓から離れることも出来ない。明日の宿題で分かってる教科のうち出来てるものは何一つないんだ。お伽噺だね。中庭には黄昏、青い灰あるいは何かの羽根の、鳩か何かの色した雪。宿題は終わってない。

馬鹿たちの学校(9784309205533)

総コメント数:2 投稿者:kukka55 投稿日:2019-06-26 13:28:14

馬鹿たちの学校(9784309205533)

P.68 の気になるフレーズ

僕らのダーチャを宵闇が包み込み、天空の杓が地上の遥か彼方で逆さになって、その露を恍惚とさせるレーテの岸に注がんとする頃、(後略)

馬鹿たちの学校(9784309205533)

総コメント数:3 投稿者:kukka55 投稿日:2019-06-26 13:18:34

馬鹿たちの学校(9784309205533)

P.68 の気になるフレーズ

僕らのダーチャを宵闇が包み込み、天空の杓が地上の遥か彼方で逆さになって、その露を恍惚とさせるレーテの岸に注がんとする頃、(後略)

馬鹿たちの学校(9784309205533)

総コメント数:3 投稿者:goodbook 投稿日:2019-06-26 05:51:18

馬鹿たちの学校(9784309205533)

P.63 の気になるフレーズ

(前略)どこにどうやって行くかなんて別にどうでもよかったんだ、ただ走るのが心地良かったんだ、僕の思考が誰にも邪魔されない時に普段起こるように、僕は目に見えるもの全てをただ考えていたんだ。

馬鹿たちの学校(9784309205533)

総コメント数:2 投稿者:goodbook 投稿日:2019-06-26 05:41:27

馬鹿たちの学校(9784309205533)

P.32 の気になるフレーズ

親愛なるレオナルド様、すべてはもっと深刻だったんです、つまりそれは、私が消滅の一段階にあったということです。つまりです、人間が瞬間的に跡形もなく消えてなくなるなんてことはあり得ません、先ずは何か形や実体の点で自分とは異なる何かに変容するものです、――例えば、ワルツに、遠く離れたところに微かに聞こえる晩餐会のワルツとかに変容するのです、つまり先ずは部分的に消えてゆき、その後で完全に消滅するわけです。

馬鹿たちの学校(9784309205533)

総コメント数:2 投稿者:goodbook 投稿日:2019-06-26 05:30:35

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