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馬鹿たちの学校(9784309205533)

P.36 の気になるフレーズ

確かに、時には鳥だって魚を取り逃がすことはあるけど、そんな時にはまた必要なところまで高度を上げ、飛び続けながら水の中を眺める。そこに見えるのは魚と自分の影。あれは別の鳥さ、とカモメは思う、自分に似てるけど、でも他のやつのさ、あっちは川の向こう岸に棲んでいて、いつも自分と一緒に狩りに出かけては、同じく魚を捕まえる、(後略)

馬鹿たちの学校(9784309205533)

総コメント数:1 投稿者:kukka55 投稿日:2019-06-23 16:54:11

馬鹿たちの学校(9784309205533)

P.32 の気になるフレーズ

親愛なるレオナルド様、すべてはもっと深刻だったんです、つまりそれは、私が消滅の一段階にあったということです。つまりです、人間が瞬間的に跡形もなく消えてなくなるなんてことはあり得ません、先ずは何か形や実体の点で自分とは異なる何かに変容するものです、――例えば、ワルツに、遠く離れたところに微かに聞こえる晩餐会のワルツとかに変容するのです、つまり先ずは部分的に消えてゆき、その後で完全に消滅するわけです。

馬鹿たちの学校(9784309205533)

総コメント数:2 投稿者:kukka55 投稿日:2019-06-23 16:32:56

馬鹿たちの学校(9784309205533)

P.30 の気になるフレーズ

(前略)きっとこの発作はうちの祖母が、元祖母が苦しんでいた遺伝性の病気の発作に違いないと考えたのです。間違いは直されなくて結構です、今ハ亡キではなくモトという言葉はわざと使っているんです、同意して頂ければいいのですが、モトと言う方が聞こえが良くて、やんわりしていて、それにさほど絶望的という感じもしません。それにです、祖母がまだ私たちと一緒だった頃、時々記憶を失うことがありまして、それはとにかく、何か途轍もなく美しいものを長々と見ていたりするとよく起こってました。

馬鹿たちの学校(9784309205533)

総コメント数:2 投稿者:kukka55 投稿日:2019-06-23 16:24:04

馬鹿たちの学校(9784309205533)

P.28 の気になるフレーズ

私たちのカレンダーはあまりに仮のものでありすぎて、そこに書いてある数字だって、何を指し示しているわけでもなく、偽札のように何のお墨付きもない。例えば、一月一日のあとに二日が来ても、すぐに二十八日は来ないのは当然だなんてどうして言えるでしょうか。そもそも日が一日一日と続いて行けるものでしょうか、それって詩的な戯れ事か何かなんですよ――

馬鹿たちの学校(9784309205533)

総コメント数:2 投稿者:kukka55 投稿日:2019-06-23 16:10:44

フィデル誕生(9784167912550)

P.13 の気になるフレーズ

今の生活には未来がなく、ここではないどこかへ行った方がいいという思いを十二歳にして持っていたのは、独力で続けた勉強の賜物だった。

フィデル誕生(9784167912550)

総コメント数:1 投稿者:goodbook 投稿日:2019-06-23 07:16:46

(4)山村暮鳥(9784751526446)

P.88 の気になるフレーズ

明治四十二年(一九〇九年)には、詩人であり教育者であった人見東明から「静かな山村の夕暮れの空に飛んでいく鳥」という意味の「山村暮鳥」の名をもらいました。

(4)山村暮鳥(9784751526446)

総コメント数:1 投稿者:goodbook 投稿日:2019-06-22 11:18:49

(4)山村暮鳥(9784751526446)

P.43 の気になるフレーズ

自分はいまこそ言おう

なんであんなにいそぐのだろう
どこまでゆこうとするのだろう
どこで此の道がつきるのだろう
此の生の一本みちがどこかでつきたら
人間はそこでどうなるだろう
おお此の道はどこまでも人間とともにつきないのではないか
谷間をながれる泉のように
自分はいまこそいおう
人生はのろさにあれ
のろのろと蝸牛(ででむし)のようであれ
そしてやすまず
一生に二度と通らぬみちなのだからつつしんで
自分は行こうと思うと

(4)山村暮鳥(9784751526446)

総コメント数:1 投稿者:goodbook 投稿日:2019-06-22 11:09:39

(4)山村暮鳥(9784751526446)

P.30 の気になるフレーズ



道は自分の前にはない
それは自分のあしあとだ
これが世界の道だ
これが人間の道だ
この道を蜻蛉もとおると言え

(4)山村暮鳥(9784751526446)

総コメント数:1 投稿者:goodbook 投稿日:2019-06-22 11:00:13

現代語訳蜻蛉日記(9784006022259)

P.174 の気になるフレーズ

几帳を立てて臥している所へ、留守居をしていた侍女たちが、ふいと寄って来て、
「撫子の種を取ろうといたしましたが、根もなくなってしまいました。呉竹も一本倒れてしまいました。手入れをさせましたが」
など気がかりそうに話しかけた。今が今言わなくてもいいことをと思うので、私は返事をもしないでいると、眠っているかと思っていた夫が、ちゃんと聞きつけて、同じ車で帰ってきた妹が障子一つ隔てて臥しているのに、声をかけた。
「お聞きですか。こりゃ大事件ですよ。この世を捨てて家を出て菩提を求める人に、ただ今ここの人が言うのを聞くと、撫子は撫でて大事に育てたとか、呉竹は立てたとか……、まったく言いも言ったものですね」

現代語訳蜻蛉日記(9784006022259)

総コメント数:2 投稿者:goodbook 投稿日:2019-06-22 07:37:48

現代語訳蜻蛉日記(9784006022259)

P.158 の気になるフレーズ

はい寄るように近づくと、妹は、
「どんなごようすかと家でお察ししていたよりも、山にはいってみればいっそう心ぼそそうですね。あなたのことばかり気になって、夜も寝め(やすめ)ないくらいです」
と言って、すすり泣くのである。他人のせいじゃなくてこうしているんだから、なんでもないと私はがまんしているが、つい堪えられなくなってしまった。泣いたり笑ったりして、いろいろのことを一晩じゅう語り合って(後略)

現代語訳蜻蛉日記(9784006022259)

総コメント数:2 投稿者:goodbook 投稿日:2019-06-22 07:35:56

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